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お盆

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このところ雨が降ってじめっとした日が続きましたね。

先日、突然の雨があがった後に近所の公園に行ってみると
ベンチには小さな帽子の忘れ物。
蝉が最期の声でジーッと鳴いていました。



お盆ですね。
あの世とこの世の境界がおぼろになる時期。
不思議な出来事も多々あるようで。
実家の犬は、だれもいない空間を見つめていたり、
そっちに向かって吠えていたりします。
彼は何かを見ているのでしょうか?



そして、お盆といえばお墓参りですね。
お線香の香りなど、私はわりと好きです。
実家の祖母はとても元気で、
毎年きゅうりの馬となすの丑(うし)で
ご先祖さまを出迎えます。

しかし、高齢化が進んでいることで、
最近では祖母のようにお墓に
出掛けて行くことのできないお年寄りも多く、
インターネット墓参りやお墓掃除代理業といった
「お墓ビジネス」も珍しくなくなっているそうです。
過疎化の進んだ地域のお寺では檀家の数が減り、
家業を維持することもままならない状況なのだそうです。


そこで、こうしたお寺のお坊さんは、
「派遣僧侶」という形で都会へ出向き、
決まったお寺と関係を持たない家庭の法事などで
お経を読んだりしているとか。
そこまでしても先祖供養の習慣を守ろうとするのは、
果たして日本人の信仰心からでしょうか?



“日本人は、けっして『ただの記憶になった』祖先というものを考えていない。
かれらの死者は、げんに生きているのだから”―小泉八雲



公園を出るとき、ふとベンチを見ると、
あの小さな帽子が消えていました。
誰が忘れ物を取りに戻ったのでしょうか・・・

C.I.

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