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検索について その4

4週にわたり、
「検索」をテーマにお送りしてきた
学術情報マメ知識。


今回は、時間もコストも無駄にせず、
効率的な検索を行うためのコツについて、
お送りします。


検索を行う場合、先生などから、
自社製品に関する検索のご依頼を受けて、
検索を行う場合もあるかと思います。


このように、
他の方からご依頼を受けて
検索を行う場合、
いくつかのポイントを
押さえておくだけで、
検索の省力化が出来ます。


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┃◆ 効率的な検索を行うためのコツ
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【ポイント1:文献の言語について】


まずは、お求めの文献の言語を
事前にはっきりさせておくことが肝心です。


文献を日本語で読みたい場合、
あるいは、お求めの文献が国内で
発表されているとわかっている場合は、
国内のデータベースを使用するだけで済みます。


また、お求めの文献が
明らかに海外で発表されたと
分かっている場合は、
国内データベースを使う必要がなくなります。


このように、文献の言語を
あらかじめ確認しておくと、
時間もコストも無駄になりません。


【ポイント2:検索の内容について】

<単語で検索を依頼された場合>


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
例:「ステロイド×間質性肺炎」
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=


この例の場合、
このまま検索すると
「間質性肺炎の治療にステロイドを使用したもの」と、
「ステロイドによって間質性肺炎になったもの」が
混在してしまいます。


両者は全く違った内容の文献です。


そのため、上記のように
単語でご依頼があった場合でも、
できるだけどういった内容の文献を探されているか、
ご依頼の背景などを
聞いておいたほうがよいでしょう。

<一単語だけで依頼された場合>


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
例:「ファブリー病について」など
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=


病態名一単語だけだと、
多数の文献がヒットしてしまいます。


このような場合、ご希望の論文のタイプが
あらかじめ分かっていれば、
より絞り込まれた検索結果を
得ることが出来ます。


例えば、総説、解説的な文献がほしいのか、
それとも、症例報告がほしいのか。


あるいは臨床試験文献がよいのか、などです。

<英語の略語で依頼された場合>


=-=-=-=-=-=-=-=-=
例:「PD」など
=-=-=-=-=-=-=-=-=


略語の場合、文字の綴りが同じでも、
違う意味を持つ場合が多数あります。


例えば「PD」の場合、
「peritoneal dialysis(腹膜透析)」、
「Parkinson's disease(パーキンソン病)」など、
複数の意味があります。


略語でのご依頼の場合、
略語の意味
(あるいはどの領域のものなのか)を
あらかじめ確認しておいたほうがよいでしょう。


(他に指定されているキーワードなどがあれば、
前後の文脈である程度はわかりますが・・・)

<口頭で依頼を受ける場合>


口頭で検索のご依頼を受ける場合、
同じ発音で意味が違う、
紛らわしい単語が存在します。


例えば、
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
「SIRSとSARS」(サーズ)、「冠動脈と肝動脈」、
「失神と湿疹」、「心筋症と真菌症」、「乾癬と感染」など。
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このような間違いを防ぐために、
どのようなご依頼でも、
なるべくキーワードをメモ書きにして確認をするか、
ご依頼内容の文脈を確認しておくのがお勧めです。


【ポイント3:著者名で検索する場合】

著者名で検索をする場合、
筆頭著者(first author)で
検索したほうがよいのかを
あらかじめはっきりさせておいたほうが
よいと思います。


ほとんどのデータベースでは、
筆頭著者で絞り込むことができるので、
連名で書かれている文献が不必要な場合、
それらの文献を除くことが出来ます。


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以上、ちょっとしたコツを掴んでおくだけで、
より依頼者の意図を
汲み取った検索結果を出すことが出来ます。


また、検索をご依頼されるような場合も、
今回の内容を、是非、ご活用ください。


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メール配信日:2009年8月6日

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