• 医学文献のコピー、複写サービスはインフォレスタ!早くて確実!
  • space
  • 会社概要
  • アクセス
  • サイトマップ
  • ログアウト
医学文献のコピー、複写サービスはインフォレスタ!早くて確実!

【解説】インクレチン関連薬剤~DPP-4阻害薬~

 ▼まずログインして下さい▼
 このパスワードをブラウザに保存

【ID・PASSをお忘れの方】 こちら からお願いします。

2型糖尿病治療薬インクレチン
 2 DPP-4阻害薬

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
【1】DPP-4阻害薬について
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

インクレチン(Incretin:Intestine Secretion Insulin)は
腸管から分泌され、膵β細胞に作用してインスリン分泌促進する物質で、
前回紹介したGLP-1やGIPが知られています。

しかし、分泌後すぐにDPP-4(Dipeptidyl peptidase-4)により分解され、
効果を維持でません。

そこで分解を阻害するDPP-4阻害薬が開発されています。

DPP-4阻害薬はインクレチンの分解を阻害するだけではなく、
インスリンの分泌を促したり、膵β細胞保護作用も知られていて、
肥満を防いだり副作用が少ないなど、多くの利点があります。

GLP-1受容体作動薬が皮下注射であるのに対して経口投与剤です。
『参考文献:【IFA_128】~【IFA_131】』

現在日本で承認されているものには、
大きくシタグリプチン(Sitagliptin)と
ビルダグリプチン(Vildagliptin)があります。

最近アログリプチン(Alogliptin)が発売されました。


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
【2】DPP-4阻害薬の開発動向
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

--------------------
1.シタグリプチン
--------------------

商品名としてはジャヌビア錠と、グラクティブ錠が
2009年8月に承認され、12月より発売されています。

審査結果報告書は医薬品医療機器総合機構の
ホームページで見ることができます。
『参考文献:【IFA_132】』
海外で行われた第III相試験ではHbA1cの
有意な低下が見られたとされています。
『参考文献:【IFA_133】~【IFA_134】』

日本では文献5番で引用している報告書が第III相試験に該当しますが、
第II相試験ではやはりHbA1cの値を1.05%低下させたという有効性が
示されています。
『参考文献:【IFA_135】』

ただ、発売後SU(スルホニル尿素)薬にシタグリプチンを追加投与した後に
重篤な低血糖を起こした症例が報告され、

2010年4月に日本糖尿病学会
「インクレチンとSU薬の適正使用に関する委員会」より
「SU薬ベースで治療中の患者でシタグリプチン・ビルダグリプチンを
追加投与する場合に、SU薬は減量が望ましい」などの
注意喚起が行われています。
『参考文献:【IFA_136】』


--------------------
2.ビルダグリプチン
--------------------

商品名としてはエクア錠が発売されています。

2009年1月に日本における第III相試験が終了し、
『参考文献:【IFA_137】~【IFA_138】』
医薬品医療機器総合機構より12月に承認されています。
『参考文献:【IFA_139】』

シタグリプチンとは異なり、肝臓で代謝されるため、
投与の際には肝機能障害等の有無などに
注意しなければならないとされています。


--------------------
3.アログリプチン
--------------------

ネシーナ錠が2010年4月に承認され、
6月15日に発売が発表されています。

DPP-4に対する選択性が高く、1日1回の投与で効果を発揮するほか、
α―グルコシダーゼ阻害薬との併用が唯一可能な薬剤であることが特徴です。
『参考文献:【IFA_140】』

▼お取り寄せになりたい参考文献にチェックを入れて下さい。

ALL CHECK ALL CLEAR
【IFA_128】
論題:   インクレチンのすべて 膵β細胞研究から新たな糖尿病治療へ
インクレチン関連薬 インクレチン・エンハンサー DPP-4阻害薬の作用
著者:   岩本安彦(東京女子医科大学附属糖尿病センター)
誌名:   医学のあゆみ(2010年233巻5号401頁~406頁)
部数:  
【IFA_129】
論題:   糖尿病治療薬の新たな展開 インクレチン関連薬を中心に
インクレチン関連薬 DPP IV阻害薬
著者:   山田祐一郎(秋田大学 大学院医学系研究科内分泌・代謝・老年内科学)
誌名:   診断と治療(2010年98巻3号409頁~413頁)
部数:  
【IFA_130】
論題:   糖尿病治療薬 病態生理から考える適切な薬剤選択 経口糖尿病治療薬 
作用機序とエビデンス DPP-IV阻害薬
著者:   細葉美穂子・山田祐一郎 (秋田大学 医学部内分泌代謝・老年医学)
誌名:   治療学(2010年44巻1号61頁~65頁)
部数:  
【IFA_131】
論題:   新たなステージへ進む糖尿病診療 DPP-4阻害薬の登場で薬物療法はどう変わるか
著者:   小寺亮・四方賢一 (岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科腎・免疫・内分泌代謝内科学)
誌名:   薬事(2010年52巻3号345頁~349頁)
部数:  
【IFA_133】
論題:   Effect of the dipeptidyl peptidase-4 inhibitor sitagliptin as monotherapy on
glycemic control in patients with type 2 diabetes
著者:   Aschner, Pablo・Kipnes, Mark S・Lunceford, Jared K・Sanchez, Matilde・
Mickel, Carolyn・Williams-Herman, Debora E
(Colombian Diabetes Association, Bogota, Colombia)
誌名:   Diabetes care(2006年29巻12号2632頁~2637頁)
部数:  
【IFA_134】
論題:   Efficacy and safety of the dipeptidyl peptidase-4 inhibitor sitagliptin as monotherapy
in patients with type 2 diabetes mellitus
著者:   Raz, I・Hanefeld, M・Xu, L・Caria, C・Williams-Herman, D・Khatami, H
(Diabetes Research Center, Hadassah University Hospital, Jerusalem, Israel)
誌名:   Diabetologia(2006年49巻11号2564頁~2571頁)
部数:  
【IFA_135】
論題:   Efficacy and safety of sitagliptin monotherapy in Japanese patients with type 2 diabetes
著者:   Nonaka, Kenji・Kakikawa, Taro・Sato, Asako・Okuyama, Kotoba・Fujimoto, Go・
Kato, Naoki・Suzuki, Hideyo・Hirayama, Yukio・Ahmed, Tuli・Davies, Michael J・Stein, Peter P
(Banyu Pharmaceutical Co. Ltd., Tokyo, Japan)
誌名:   Diabetes research and clinical practice(2008年79巻2号291頁~298頁)
部数:  
【IFA_137】
論題:   2型糖尿病患者におけるビルダグリプチンの臨床評価 
多施設共同、ランダム化、二重盲検、プラセボ対照、並行群間比較試験
著者:   菊池方利・岩本安彦・稲垣暢也・吉岡卓也・三森信幸・海老名寛子(朝日生命成人病研究所)
誌名:   新薬と臨床(2010年59巻2号121頁~136頁)
部数:  
【IFA_138】
論題:   2型糖尿病患者に対するビルダグリプチンの長期投与での臨床評価 
ビルダグリプチン単独療法またはグリメピリドとの併用療法での52週間安全性試験
著者:   菊池方利・宇都宮一典・守屋達美・寺尾新司・北脇哲二・三森信幸・海老名寛子
(朝日生命成人病研究所)
誌名:   新薬と臨床(2010年59巻2号137頁~154頁)
部数:  
【IFA_140】
論題:   入門 DPP-4阻害薬 DPP-4阻害薬Q&A 
ほかの糖尿病治療薬との併用による相乗効果は期待できるのでしょうか?
著者:   柳沢克之(札幌市立札幌病院 糖尿病内分泌内科)
誌名:   薬局(2010年61巻6号2547頁~2551頁)
部数:  
ALL CHECK ALL CLEAR

FAX送信: 希望しない  希望する  FAXのみ希望
 確認