• 医学文献のコピー、複写サービスはインフォレスタ!早くて確実!
  • space
  • 会社概要
  • アクセス
  • サイトマップ
  • ログアウト
医学文献のコピー、複写サービスはインフォレスタ!早くて確実!

【解説】新しい抗凝固剤 Part.2 ~ワルファリンに代わる新しい抗凝固剤~

 ▼まずログインして下さい▼
 このパスワードをブラウザに保存

【ID・PASSをお忘れの方】 こちら からお願いします。

新しい抗凝固剤 Part.2 ~ワルファリンに代わる新しい抗凝固剤~

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
【4】開発の急がれる分野
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

前回のPart 1でもご紹介したように、投薬管理の難しい抗凝固剤である
ワルファリンに代わる、新たな抗凝固剤が求められています。

大きく、抗トロンビン薬やXa因子阻害薬などがあります。
『参考文献:【IFC_022】~【IFC_024】』

これらの最大のメリットは、食物の影響が少ないことで、
納豆や野菜のようなビタミンKの含まれているものも
食べられるようになることです。


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
【5】アルガトロバン(Argatoroban)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

アルガトロバンは、アルギニン誘導体で、トロンビンに対する
酵素阻害活性がきわめて高い特異的抗トロンビン薬です。

日本で開発された薬剤で、国内での臨床試験を経て
(Clinicaltrial.govの登録番号 NCT00198588)
2008年7月にヘパリン起因性血小板減少症(HIT)の治療薬として
追加承認されています。

海外では2000年に米国で承認されて以来10ヶ国で認められていましたが、
HIT治療薬としては国内唯一のものとして承認されました。

また、点滴静注で使用する点、
経口投与のワルファリンとは異なっています。
『参考文献:【IFC_025】』


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
【6】リバロキサバン(Ribaroxaban)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

リバロキサバンは抗Xa因子阻害薬で、一日一回の経口投与が股関節、
膝関節全置換術後の静脈血栓塞栓症の予防に効果のあることが
知られています。

これはRECORD1,2,3と名付けられた
大規模臨床試験により示されたものです。
『参考文献:【IFC_026】』

この結果から、2008年に欧州及び米国で承認されています。

その後、2010年11月に開催された、米国心臓学会(AHA)の年次総会で
ワルファリンに比べて脳卒中の発症を有意に低下させるという
大規模臨床試験(ROCKET AF)の結果が報告され
(Clinicaltrial.govの登録番号 NCT00403637)、
心房細動による脳の血栓塞栓予防に効果があることが示されました。
『参考文献:【IFC_027】』

日本でも第III相の臨床試験が実施されています。
(Clinicaltrial.govの登録番号 NCT00494871)
『参考文献:【IFC_028】』


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
【7】その他のXa因子阻害薬など
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

経口のXa因子阻害薬としては、エドキサバン(Edoxaban)や
アピキサバン(Apixaban)などが開発中です。

前者ではすでに整形外科分野では第III相の臨床試験を終了し、
現在は日本を含む多国籍の臨床試験が実施されています。
(Clinicaltrial.govの登録番号 NCT00986154)

一日一回の経口投与が可能で、
静脈系の血栓症への効果が期待されています。
『参考文献:【IFC_029】』

後者のアピキサバンは、前者同様整形外科領域では効果が示されており、
静脈系への効果について第III相試験が実施されています。
(Clinicaltrial.govの登録番号 NCT00643201)
『参考文献:【IFC_030】』

また可逆的なP2Y12阻害薬である抗血小板薬プラスグレル(Prasugrel)、
タイクグレラーやプロテインC介在型抗凝固薬である
トロンボモジュリンアルファなども開発中です。

▼お取り寄せになりたい参考文献にチェックを入れて下さい。

ALL CHECK ALL CLEAR
【IFC_022】
論題:   抗血栓療法 最近の動向 今後期待される新規抗血栓薬
著者:   丸山征郎(鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科血管代謝病態解析学)
誌名:   日本医師会雑誌(2009年138巻3号553頁~556頁)
部数:  
【IFC_023】
論題:   新薬展望2010 治療における最近の新薬の位置付け<薬効別> 
新薬の広場 抗血小板薬、抗凝固薬
著者:   稲毛康司(日本大学医学部附属練馬光が丘病院 小児総合診療科)
誌名:   医薬ジャーナル(2010年46巻増刊号470頁~476頁)
部数:  
【IFC_024】
論題:   Point of View 心房細動患者に対する抗凝固療法の新展開
著者:   三好俊一郎(慶応義塾大学 医学部循環器内科)
誌名:   心電図(2010年30巻1号80頁~85頁)
部数:  
【IFC_025】
論題:   話題の新薬 アルガトロバン HITの適応追加について
著者:   山本晴子・宮田茂樹(国立循環器病センター 臨床研究開発部)
誌名:   Cardiac Practice(2009年20巻2号221頁~222頁)
部数:  
【IFC_026】
論題:   Extended duration rivaroxaban versus short-term enoxaparin for the prevention of
venous thromboembolism after total hip arthroplasty: a double-blind, randomised controlled trial
著者:   Kakkar, Ajay K・Brenner, Benjamin・Dahl, Ola E・Eriksson, Bengt I・Mouret, Patrick・Muntz, Jim・
Soglian, Andrea G・Pap, Akos F・Misselwitz, Frank・Haas, Sylvia
(Barts and the London School of Medicine and Dentistry, London, UK)
誌名:   Lancet(2008年372巻9632号31頁~39頁)
部数:  
【IFC_028】
論題:   新しい治療 新規抗凝固薬
著者:   内山真一郎(東京女子医科大学 医学部神経内科学)
誌名:   治療学(2010年44巻6号685頁~688頁)
部数:  
【IFC_029】
論題:   循環器疾患治療薬の研究戦略 抗血栓薬の研究戦略と経口FXa阻害薬エドキサバンの薬効薬理
著者:   森島義行・芝野俊郎(第一三共研究開発本部生物医学研究所)
誌名:   日本薬理学雑誌(2010年136巻2号83頁~87頁)
部数:  
【IFC_030】
論題:   循環器疾患治療薬の研究戦略 Factor Xa(FXa)阻害薬の次世代経口抗凝固薬としての可能性 
前臨床成績から見た将来展望
著者:   小西典子・廣江克彦・川村正起(武田薬品工業医薬研究本部創薬研究所)
誌名:   日本薬理学雑誌(2010年136巻2号88頁~92頁)
部数:  
ALL CHECK ALL CLEAR

FAX送信: 希望しない  希望する  FAXのみ希望
 確認