論題: |
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RASのトピックス(第23回) 退役軍人を対象にしたアルツハイマー病、認知症の発症における大規模前向き検討 ARBの有用性について |
著者: |
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岩波純・茂木正樹・堀内正嗣 |
誌名: |
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Angiotensin Research(2010年7巻3号195頁~201頁) |
部数: |
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※65歳以上の心臓病をもつ米国退役軍人を対象に、アルツハイマー病(819,491人)、 認知症(799,069人)の発症までを、「ARB」「ACE阻害薬」「ARB・スタチン・ACE阻害薬を除く循環器系薬」の 3群にわけ、年齢・糖尿病の有無・脳卒中や循環器系疾患の有無で修正し検討した報告を紹介・解説しています。
この報告の結果から、循環器疾患や高血圧治療に使用されている他の薬剤よりも、 ARBがアルツハイマー病や認知症の発症・進行を抑制し、その効果が用量依存的であることが示唆されたとしています。
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