論題: |
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行動・心理症状(BPSD)に対する不適切な薬剤使用について |
著者: |
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宮村季浩・安田朝子・木之下徹・元永拓郎・中野正剛・平井茂夫・大澤誠・川嶋乃里子・ 川畑信也・高桑光俊・高瀬義昌・田北昌史・楢林洋介・八森淳・平原佐斗司・池田惠利子・ 橋本衛・池田学・朝田隆・小阪憲司 |
誌名: |
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老年精神医学雑誌(2012年23巻1号63頁~73頁) |
部数: |
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※在宅でのBPSD医療に積極的に取り組んでいる15施設から134例を対象に、 薬剤とBPSDの関係についての検討を行っています。
薬剤の処方を受けていた約半数の患者(53.3%)で薬剤がBPSDの悪化関連要因とされており、 薬剤がBPSDの悪化関連要因とされた対象者の処方数が有意に多かったこと、 BPSDの悪化関連要因となる薬剤はパーキンソン病治療薬、抗不安薬、H2ブロッカー、 抗ヒスタミン薬、抗精神病薬、抗てんかん薬、睡眠薬、抗うつ薬、副腎皮質ステロイド、抗アレルギー薬、 認知症治療薬、泌尿器疾患治療薬であったことが報告されています。
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